ここに幸あり 嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険し 君を頼りに 私は生きる ここに幸あり 青い空 誰にもいえぬ 爪のあと 心にうけた 恋の鳥 ないてのがれて さまよい行けば 夜の港の 嵐かなし 命のかぎり 呼びかける こだまのはてに 待つは誰 君によりそい 明るく仰ぐ ここに幸あり 白い雲
冬華 霧氷の樹は白珊瑚の枝をひろげ 冬の高原の静寂に立つ その枝の交錯は 心に響く音楽。 ~東山魁夷~